
総杜氏 友安杜氏が醸す「あらばしり」
令和七年一本目の季節酒、「あらばしり」は2月7日(金)より出荷を開始いたします。
2023年、沖永杜氏の急逝により八号蔵杜氏の襷を引き継いだ友安杜氏。
今年の「あらばしり」は友安杜氏による”新たな一歩”です。


友安杜氏が醸造部の若手社員と共に、丹精込めて仕込んだ大吟醸酒の原酒。
「アマからず、カラからず、ピンとしていて、ウマくち」。
この四拍子が揃った酒こそ、賀茂鶴歴代の杜氏がめざしてきた「甘辛の中庸」。

「甘辛の中庸」を目指す、友安杜氏による賀茂鶴の「あらばしり」は、大吟醸らしい優雅さをまとった穏やかな香り、口当たりはやわらかながら、すっきりとした後味です。
是非ご堪能ください。

アルコール分:15度以上16度未満
原材料名:米(広島県産)、米こうじ(広島県産米)、醸造アルコール
精米歩合:50%
原料米:山田錦 100%


「賀茂鶴が追及する “アマ・カラ・ピン・ウマ”」
賀茂鶴酒造の蔵には1枚の文章が入った額が掲げられています。
表題は「賀茂鶴の品質」。「色艶淡麗にして優美な香りあり、風味濃く、しかも軽快な滑らかさをそなえ、甘辛の中庸を得て、飲みあきしない、賀茂鶴独特の吟醸酒造りの 秘法を駆使した『アマ』『カラ』『ピン』『ウマ』 四拍子揃った名酒。蔵の人が命をかけて造った酒。実はこれこそ、代々の杜氏から現在の杜氏まで脈々と受け継がれてきた賀茂鶴の酒の本質。
各蔵の事務所や会所場(休憩所)に飾られたこの額の存在は、杜氏たちが飽くことなく酒造りを自問自答し続けてきた歴史の証です。 「中庸」は、バランスがとれているということ。 主役はお料理、そしてお客様の会話。あくまでお酒は脇役に徹し、お客様が笑顔になっていただくことこそが賀茂鶴の求める味。 これが賀茂鶴を貫く哲学のひとつです。

