料理と楽しめる豊かな味わいの大吟醸酒
優雅な香りと芳醇な味わい。
広島県の豊かな自然に育まれた酒造好適米だけを吟味し、 丹念に磨き、じっくりと伏流井水で仕込みました。
昭和33年、金箔入り大吟醸のさきがけとして発売して以来、「賀茂鶴」を代表する大吟醸酒。 桜の花びら型金箔入。
大吟醸酒の先駆け
これまでの日本酒のイメージを覆した「大吟造 特製ゴールド賀茂鶴・純金箔入り」(後の「大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴」)が発売されたのは、池田勇人総理大臣が所得倍増計画を発表する2年前の1958(昭和33)年。 日本が高度経済成長の活気に満ちあふれる中、新たな日本酒の楽しみを世に問うたのです。暮らしが豊かになり、さらなる次の豊かさを求める人々に「品質も見た目も一つ上」のお酒を提案しました。
すきやばし次郎とゴールド賀茂鶴
東京五輪の翌年、1965(昭和40)年頃から銀座の名店として知られる「すきやばし次郎」をはじめ、様々な飲食店でも愛用されるようになりました。その後も長く愛され続けた「大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴」がさらに脚光を浴びるようになったのが、2014(平成26)年にオバマ米国大統領(当時)来日の際の会食場面です。その舞台となったのは「すきやばし次郎」で安倍首相が「大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴」を手にする姿が話題を呼びました。
桜の花びら型の金箔の由来
特製ゴールド賀茂鶴に入っている桜の花びら型の金箔、実は発売当初は四角でした。1974(昭和49)年に昭和天皇ご夫妻の金婚式が催された際、桜の花びら型に金箔を切り抜いて盃に浮かべて乾杯するよう工夫したことが端緒でした。この時は一枚一枚手作業で、花びらの形に切り飾り、納めさせていただきました。その栄誉は長く賀茂鶴で語り伝えられ、1997年(平成9)年からは市販品にも採用。ゴールド賀茂鶴の金箔は桜の花びら型となり、今に至ります。