「賀茂鶴2020オンライン酒まつり」Instagramフォトコンテスト入選受賞作品
凛とした味わい
もろみを酒袋に入れ、圧力をかけずに自然の力で 一滴一滴袋から滴り落ちる酒を雫酒といいます。
雫酒の新酒と古酒をブレンドした、 まろやかでありながら凛とした味わいの大吟醸です。
全量「山田錦」 全量自家精米 精米歩合32%
日本酒を作るには必ず米を磨く精米という工程があります 雑味のない澄んだ味わいを求め、
厳選した酒造好適米「山田錦」を約100時間かけて精米歩合32%まで磨きます。
全量広島県産米 自社精米
広島県産の米と自社精米にこだわるのには理由があります。
酒造りは、原料となる米の選定と精米から始まっています。
粒の揃った良質な酒米を使うことができるのは、地元農家の協力があるからこそ。
また精米においては、1898年(明治31年) には日本初の動力精米機を導入。
以来、賀茂鶴では精米へのこだわりを大切にし、すべて自社で磨くことで、より丁寧に米を仕上げています。
西条の水
日本酒の約80%は水です。
おいしい日本酒造りに、良質な水は欠かせません。
賀茂鶴の酒造りには緑豊かな山々から湧き出る、賀茂山系の伏流井水を使っています。
自然の恵みが育む、適度なミネラルを含んだ上質な「軟水」により、口当たりのやさしい柔らかな酒が生まれます。
広島の吟醸造り
軟水は酒造りにあまり適さないとされていましたが、明治時代後期に広島杜氏の祖・三浦仙三郎氏が軟水で良質な酒を造る醸造法を開発。
その愛弟子が賀茂鶴の杜氏となり、賀茂鶴に「軟水醸造法」が伝わりました。
発酵力の強い麹を造り、低温で「もろみ」を管理する広島で誕生した醸造法は、現在の「吟醸造り」のルーツとなりました。
しっかりとした麹造りとゆっくりと「もろみ」管理をするからこそ、美味しいお酒が出来上がります。
賀茂鶴の味わい
賀茂鶴の酒は創醸以来「アマ・カラ・ピン・ウマ」の四拍子揃った味を心掛けています。
歴代の杜氏が醸し続けてきた味を守ることは、ただ同じ味を造り続けることではありません。
受け継がれてきた酒造りの技を今に伝えさらに磨きあげるとともに、いつの時代も、その味を愛してくださるお客様の心に寄り添った酒を目指しています。